Bloody Croissant Diary
Bloody Croissantの緋神千里と穂積煌椰の日記です。同人要素多々注意。
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ナナシノゲエム
俺の名前はくろう。
本当は葉佩九龍なんだが、平仮名でしか名前が入力できなかったのでくろうだ。
職業はトレジャーハン……げふんげふん、私立南都大学の二回生だ。文学部国文学科に在籍するいたって普通の大学生だ。

それはいつものように、大学で退屈な授業を受けている最中だった。
教授の言葉が右から左へ催眠剤となって抜けていっていた時、ポケットに入れていたH.A.N.T……じゃない、携帯ゲーム機TSがメール着信の音を立てた。
講義の最中だが眠気覚ましにとTSの画面を開くと、メールではなくゲームが配信されて来ている。
送信者はオダカ。同じ大学の三回生の尾高先輩だ。
俺はなんとなしにゲームを起動させた。
ゲーム画面は子供の頃を思い出させるようなドットのチープなRPGで、主人公である自分は村の入り口にいるらしい。
動かして村人に話しかけると、この村で今夜何かの祭りがあるという事が知れる。
なんとも唐突に始まるゲームだ。名前入力さえなかった。
というか、今時3Dだのなんだのとグラフィックの発展してる世の中で、こんなドットのゲームを送ってくるなんて、オダカ先輩はどういうつもりなんだろう。そんなにこのゲームは面白いのか?
どうせならエロゲとか、ロックフォードとか送ってきて欲しいもんだ。
ピコピコとTSをいじっていると、隣から女性の声が掛かった。

「くろう……、くろう! 何してるのよ?」

同じ二回生で、友人の長沢理子だ。

「何って、ゲーム。オダカ先輩から送られてきた」
「あ、それ!そのゲーム、あたしもプレイしてるよ。オダカからたしか6日前くらいに送られてきた」
「リコにも? そんなに面白いのか、これ?」
「なんかね、それ、プレイすると一週間後に死んじゃう呪いのゲームなんだって……」

…………は?

呪いのゲーム?
それを、オダカ先輩が俺に?
……俺に、なんの恨みがあるの?

「……? あ、固まってる。も〜、くろうはすぐ信じるんだから。あのね、そういう噂。都市伝説があるの、知らないかな?」
「……知らない」

本当にただの都市伝説だろうな……?

村人に話を聞いただけでは、ゲームの面白さはさっぱりわからなかった。
というかそもそも主人公の目的もわからない。不思議なゲームだ。
呪いのゲームと言われてもピンとこないが、おかしなゲームではある。

「オダカ、このところずっと大学に出てきてないのよ。家で引きこもってずっとゲームしてるの。それで喧嘩しちゃって……」

リコは聞いてもいないのに、恋人との話を語り始める。
仕方なく俺はとりあえずTSをポケットにしまった。そもそも講義中だ。

「でさ、くろう、悪いけどあいつ連れ出してきてよ」
「なんで俺が? リコが行けばいいだろ」
「だから喧嘩して気まずいんだって。ね、お願い、親友でしょ!」

面倒なので断る言葉を探して、俺は常日頃から思っている持論を口にする。

「男と女の間に友情なんて成り立たないぜ」

まぁ、リコは友人だけどね。
ていうか俺はホモだからね。

「え?ん〜じゃあこの際だからくろうとあたし、付き合っちゃう?」
「いや、俺には甲太郎がいるから」

バシッ!!

殴られた。
何がいけなかったんだろう……。

リコは俺に合鍵を押し付けて、講義を聞く体制へと戻ってしまった。
人様の家の合鍵を簡単に他人に渡すのはどうかと思ったが、リコの有無を言わさぬ勢いに俺は黙って受け取ってしまったのだった。


講義が終ってから俺は早速オダカ先輩の住むマンションへと向った。
親が金持ちなので高級マンションに住んでいる。そりゃ引きこもりもしたくなるよ。
合鍵で玄関を開けようとすると、チェーンロックが掛かっていた。
ていうか、俺も癖でつい普通に不法侵入をしそうになったが、インターホンも押さずに勝手に押し入るってどうなんだ。
そんなに俺とオダカ先輩は仲がいいのか?
まぁ開けてしまったものは仕方ない。田舎の人のように、ドアの隙間から声を掛ける。

「オダカせんぱーい、くろうですー!」

返事は無い。ただのしかば……洒落にならんから止めておこう。
ガチャンと俺が引いていた戸が突然閉まった。向こうから引かれたのだ。
閉められてしまった。
まぁそりゃ知り合いの後輩といってもいきなり鍵開けて入ってこようとしたら、仕方ないよな。
入れないんじゃ仕方ない、大手を振って帰るぜと思ったら。
カチャリ、とチェーンロックが解除される音がする。
だが、扉は開かない。
どういうつもりだ?
勝手に入って来い、ということだろうか。
しばし迷ったが、仕方ないので俺は再び扉を開いて中へと侵入……家へお邪魔する事にした。


中はびっくりするぐらい真っ暗だ。
何故かと思ったら、窓という窓が木やダンボールで塞がれている。
……いやいやいや、どういうこと?

ん?

今、なんかリビングの窓に人影が映らなかったか?
オダカ先輩?
にしては、小さかったような……。

リビングへ入ると、広いソファーセットとテレビが置いてある。そして当然のように窓は塞がれている。
オダカ先輩はいない。
……おかしくね?
普通に考えて、おかしくね?
鍵開けといて入って来いみたいな素振りしといて、本人いないってどいうこと?
っていうか、窓全部塞いでるとか尋常じゃなくね?

これは、通報すべきなんじゃーないでしょーか。

でも、俺の脚は勝手に進んでいく。
隣のドアを開けようとすると、向こうで扉の閉まる音と、水音が聞こえた。

「オダカ先輩?」

返事は無い。
そちらへ行ってみると、洗面所があった。
鏡は叩き割られ、洗面台には切り刻んだ髪の毛が散らばっている。

きめぇ。

おかしいって。どう考えてもおかしいって。
今すぐ通報だろこれ。
そう思っているのに、俺はトイレの扉を開いた。
そして、何故か便器の蓋を開けた。
何かがあるなんて、思っていたわけじゃない。
ただ、なんとなくそうしただけだったのに……。

そこには、ご立派な様がそのまま残っていた。

「トイレくらい流せや、オダカァァァーーーーーッ!!!!」

俺は絶叫した後、トイレを占めた。悪臭すごい。
もうね、頼むから警察行こう。
死体が出てきてもなんらおかしくない雰囲気と状況ですよコレ。

けど、通報はゲーム的に許されないので仕方なく俺は探索を進める。
隣のバスルームから水音がずっと響いている。
まさかとは思うけど……

オダカ先輩が入浴中とか、そういうことはないよね?

扉を開けるのが躊躇われる。男の裸なんて甲太郎以外見たくない。
が、仕方ないので勇気を出して開いた!
シャワーが出っ放しなだけだった。
……いやいや、出っ放して。

俺がこの部屋に入ってきたとき、水音なんてしませんでしたが?

おまわりさぁぁーーーーん!!!

オダカ先輩が俺を驚かそうとしているとか、そんなポジティブ思考にはなれない。無理。
だが、俺は脚を止めるわけにはいかないのだ、ゲームシステム的に。

リビングへ戻り、別の部屋の扉を開ける。
寝室があった。こんもりとした布団のふくらみに、ほっと安堵する。
オダカ先輩、寝ていただけだったのか。
俺は容赦なく布団を引っぺがした。ニートを社会復帰させるには多少強引さが……
そこに、オダカ先輩の姿は無かった。ただの抱き枕が転がっていただけだった。
ん?横に、メモが落ちている。
拾ってみると、汚い字で走り書きがしてある。

「今日で5日目だ…今日も大学には行けそうにない。リコたちはどうしているだろう。ゲームは相変わらず進まない。ひとつめの町の外に出ることもできない。思いつくことは全て試したが、何が足りないのかわからない。リコに送るんじゃなかった……」

先輩、俺は?
俺に送ったことに対しての何かは?
やっぱりなんかうらまれてるの?orz

つーか、このメモ、遺書みたいなんだけど。
なんでこんな独り言みたいのメモってんだよ、おかしいだろ。日記じゃないみたいだし。
……ここにリコが来なくてよかったのか、断るべきだったのか……。

俺はまたリビングから次の部屋へと移動する。
一つ目の扉を開けると、ウォークインクローゼットのようだ。
また叩き割られた姿見がある……。なんでこんなことしてるんだろう……?

バリンッ!!

「?!」

姿見が、いきなり倒れた。
お、驚いた……。
ちょ、鏡、粉々なんだけど。
今、俺これを調べようと近づいたら、倒れたよな。そんで壊れたよな。
……俺のせい?
べ、弁償?
いやいや、元から壊れてたし、ね?うん。
俺はさっさとクローゼットを後にした。

隣の部屋はシアタールームのようだ。金持ちめ。
テレビは電源が入りっぱなしのまま、液晶が壊されている。触ったら危なそうなので放っておく。

そして、最後の部屋に来た。
オダカ先輩はここにいるんだろうか?
部屋を空けると、真っ暗だった。
仕方ないので俺は暗視ゴーグル……じゃない、懐中電灯をつけて周りを照らす。
あれ?俺懐中電灯なんて持ってたっけ?
壁に赤い服を着た女の子のらくがきがしてある。高級マンションには似合わないらくがきだ。
誰が書いたんだろう、オダカ先輩だろうか?
何もない狭い部屋は、上に登るはしごがあった。ロフト式になっているらしい。
俺ははしごを上る。

嫌な、予感だ。

はしごを上った上にも、謎のらくがきがある。
そして、奥に毛布をかぶって蹲った人影があった。
薄っすらとゲームか携帯かの明かりが漏れている。

「オダカ先輩?」

俺が肩に手を掛けようとしたとき。
ぐらりと、それは倒れてきた。

オダカ先輩の、死体だった。

やっぱりなーーーーーーーーーッ!!!!!!


はっと気付くと、マンションの部屋の前に立っていた。
リコに声を掛けられて気付いたのだ。
さすがに驚いて出てきてしまったのかもしれない。
リコに事情を説明すると、中へと走っていった。
警察へ電話しなきゃな……。


翌日、大学へ行くと、社会学部現代社会学科の大山教授に呼び出された。
何事かと思えば、オダカ先輩が亡くなった事に関してらしい。
オダカ先輩の前にも、TSのゲーム機を持ったままなくなっている人がいるようで、それを調べているのだと言う。
リコも昨日から行方不明らしい。
突然俺に、ゲーム配信による呪いだなんだと、非現実的なことを言い出す大山。
何言ってんだこのオッサン。
まさか本気で都市伝説を信じてるんじゃなかろうな?
つか、100歩譲ってそれが本当でも、いきなり俺に言うか?頭おかしいと思われるぞ。
だが、オッサンは俺の話など聞いてくれない。
あの呪いのゲームが配信されて来ている発信先が、全て一緒の所、廃院になった病院から発信されているものだというのだ。
どこで調べたんだ、そんなの。
で、そこを俺に調べて来いとかいいやがる。

だが断る!

なんでだよ!
確かに呪いが本当なら俺はもうゲームを受け取ってプレイしてるから、ヤバイのかもしれないけど、だからといって、

なんで一人で病院で肝試しせなならんのだ!!

物的証拠があるなら、警察が調べたらいいだろ!
つか、別に警察じゃなくても、何も俺一人で行く必要性はないよな?
せめて、バディを一人でもいいから……


俺は気がついたら一人で病院にいたorz
なんという強引展開。
が、きてしまったものは仕方ない。とぼとぼと探索を始める。
こんなところに秘宝なんてあるもんかー!

廊下を通り過ぎ、部屋を抜けていく。
病院の見取り図くらいくれよ……!ここどこだよ!

何科かの受付のような場所を通り過ぎた時だった。
ガシャンと後ろで物が落ちる音がする。ドサドサと、受付の上においてあったファイルが落ちる。

あ?

にょきっと、受付の中から腕が生えてきた。
青白い腕が。

ああああ?!

なんか変なのデターーーーー!!

H.A.N.Tを戦闘モードに移行……、

ま、丸腰だぁぁぁーーーーー!!

逃げるしかない。逃げるしか方法は無い。システム的に!
俺は脱兎で走り出した。
闇雲に扉を抜けて走っていく。どこまで走ればいいんだろね?!
わからんけど、走り続けるよ!
途中で赤ん坊の声が聞こえたり、保育器があったりしたけど、中とか見ないね!絶対見ないね!!

ふう、ここまでくれば、大丈夫かな……。

と、思ったときだった。

「うわっ、こっちにもいる……!!」

何が?

見えないんだけど。

なんかいるの?

え?


ぶわっ!!!Σ( ̄ロ ̄lll) 




ゲエムオーバー



くろうナナシノゲエムプレイ日記 完






orz




ちょ、まてーーーー!!!!
なんだ今のー!
何も視認してないのに、こっちにもいるとか勝手に喋ったと思ったら、
目の前にいきなり赤い服きた女の子の幽霊?が出て、即死て!!
逃げる暇も驚く暇もないっつの!

恐怖感じる暇もなく死んだんだけど!!

ゲーム的に意味なくね?!(笑)

えー、まちやさんに借りたものなので、一度クリアされてるから、
ミエナイモオドとかいうのが出来るんですね。
敵が近くにくるまで視認できないという……。

近距離すぎて、無理だ!!(笑)

見えたときにはもうデットラインにいるわ!
目の前やんけ!
初心者がそんな瞬時に逃げられん!!(笑)
あと、ほんと即死ぬから、怖がる暇がねぇー!それはどうなんだー!

これ、やり直したほうがいいのかな、普通のモードで……w



あと、笑ったこと。
セーブする時に、セーブ1にまちやさんのセーブデータがありました。

セーブ1 さいごのひ
なまえ:たつま


ひーちゃん、先にプレイしてる!(爆笑)


うん、くろう頑張る(笑)

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◆千里&煌椰日記◆
どうでもいい事からゲームや漫画などのネタまで幅広く意味なくレポート。
同人要素もあるのでご注意を。
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緋神千里&穂積煌椰

Author:緋神千里&穂積煌椰
ウサギを飼い始めて、可愛いあの子にもうメロメロです(笑)
うさぎ専用日記は別にあるんで、こっちは日々あったネタをどんどん投下して行く予定。

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